群馬・福島・新潟の県境をまたいで広がる
日本を代表する湿原・尾瀬ヶ原。
梅雨を迎える頃に雪解け水が湿原を満たし
一面には白く可憐な水芭蕉が咲き始めます。
木道の先に見える至仏山(しぶつさん)。
湿原越しに堂々と構える燧ヶ岳(ひうちがたけ)。
昨今のSNSに見るに華やかな景色はありませんが、
視界を遮るもののない空や済んだ水面に映る山々を
眺め歩けば不思議と気持ちが穏やかになります。
水芭蕉の花が咲く5月末、鳩待峠から見晴小屋まで
尾瀬ヶ原を存分に堪能する尾瀬ハイクへ。
大自然と静けさに包まれる贅沢な時間。
言葉にできないほどの感動がここにはありました。
尾瀬ヶ原は群馬・福島・新潟の、
3県にまたがる尾瀬国立公園の中心部に広がる
日本最大級の高層湿原。
標高約1,400mに位置し、広さは約760ha。
鶴舞う形の群馬県の鶴の最左翼に位置し、
歩いていれば気付かぬうちに
福島や新潟との県境をまたいでいます。
湿原の中にはどこまでも木道が続き
至仏山や燧ヶ岳といった百名山を眺めながら歩ける、
日本でも屈指の景勝地として知られています。
春は水芭蕉、夏はニッコウキスゲ、秋は草紅葉と
季節毎に違った表情を見せてくれるのも魅力。
今回は尾瀬戸倉第一駐車場に車を停めて
鳩待峠行きの乗合バスを利用しました。
尾瀬は環境保全のためマイカー規制が行われており
一般車両で鳩待峠まで行くことはできません。
尾瀬戸倉駐車場から鳩待峠までは
乗合バスまたは乗合タクシーで約30〜35分ほど。
[鳩待峠(はちまとうげ)]
鳩待峠に到着するとブナ林の中を歩く登山道が始まり
おおよそ1時間で山ノ鼻へ辿り付きます。
[尾瀬山ノ鼻ビジターセンター]
山ノ鼻からようやく尾瀬ヶ原の絶景と巡り合えます。
今回歩いたルートは、
鳩待峠→山ノ鼻→牛首分岐→竜宮→見晴→山ノ鼻→鳩待峠
と言うコース。
尾瀬ヶ原を代表する景色を満喫できる人気ルートです。
※実際に歩いたGPSログやコースタイムは
YAMAPの活動日記をご参照下さい。
尾瀬ヶ原の魅力は山頂への達成感ではなく
ゆっくり歩きながら景色の変化を楽しむこと。
それだけで十分に満たされる。
木道を歩くたび水面には青空が映り込み
立ち止まる理由ばかりが増えていきます。
牛首分岐を過ぎる頃には正面に堂々と燧ヶ岳。
振り返れば至仏山と言う贅沢。
前を向いても後ろを振り返っても
美しい景色が待っています。
[彌四郎小屋]
見晴地区周辺では山小屋の落ち着いた雰囲気が心地良く
尾瀬を歩く人たちが思い思いの時間を過ごしていました。
そして尾瀬ならではの風景が
歩荷(ぼっか)さんの存在です。
何十キロもの荷物を背負い、
木道を軽やかに歩いていく姿には
思わず目を奪われました。
山小屋の暮らしを支える姿もまた
尾瀬の風景の一部。
そんな何気ない光景さえ
この場所では特別に感じられます。
木道を歩き水芭蕉を眺め山を見上げる。
ただそれだけなのに心が満たされていく不思議。
そんなゆっくりとした時間が流れていました。
初夏の尾瀬ヶ原は水芭蕉が湿原を彩り
一年の中でも特に美しい季節。
至仏山と燧ヶ岳に囲まれた
雄大な景色の中を歩いていると、
目的地へ急ぐことさえ忘れてしまいます。
・・・と言うかここが常に目的地。
写真を撮るために立ち止まり
景色を眺めまたゆっくり歩き出す。
そんな贅沢な時間を過ごせるのが
尾瀬ヶ原の魅力なのかなと考える。
季節が変われば咲く花も湿原の色も
山の表情も変わります。
だからこそ一度だけでなく
何度でも歩きたくなる場所なんでしょうね。
自然の中で心をリセットしたい方や
美しい景色の中をのんびり歩きたい方には、
是非訪れてほしい絶景スポット。
夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空
長くなりましたが日常を忘れる壮大な景色を☻
撮影日|2026年5月31日(日)
尾瀬国立公園 尾瀬ヶ原について
| 尾瀬国立公園 尾瀬ヶ原(おぜがはら) | |
| 住所 | 群馬県利根郡片品村・福島県南会津郡檜枝岐村・新潟県魚沼市 |
| 問い合わせ | 0241-75-2432(尾瀬檜枝岐温泉観光協会) |
| 営業時間 | – |
| 定休日 | – |
| 関連サイト | 尾瀬檜枝岐温泉観光協会 |
| アクセス | 尾瀬第一駐車場まで ■お車でお出掛けの場合 関越道 沼田I.Cから国道120号線経由 35km ■公共機関をご利用の場合 【最寄駅】沼田駅 または 上毛高原駅 ↓ (関越交通 路線バス:約75〜100分) 【乗換】尾瀬戸倉(尾瀬第一駐車場) ↓ (シャトルバス/乗合タクシー:約30分) 【到着】鳩待峠 |
| 地図 | |
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