名峰に囲まれて花咲き乱れる
日本最大の山岳湿地 尾瀬国立公園。
2007年に国立公園に指定され
程なくで15周年を迎えます。
周囲を2,000m級の山々に囲まれ
盆地状になった湿原は見渡す限りの草原。
6月の水芭蕉の時期から
10月の草紅葉・紅葉の時期まで、
多くの登山客の皆様で賑わいます。
公園内で最も有名なのは尾瀬ヶ原ですが
少し離れた尾瀬沼も素晴らしく(*‘ω‘ *)
今回はその尾瀬沼をフィーチャー。
お出掛けは10月初旬の紅葉期。
美しい深紅葉が出迎えてくれました。
この記事の目次
尾瀬沼の場所とアクセス方法
尾瀬沼(尾瀬沼)の所在地は、
群馬県利根郡の片品村と
福島県南会津郡も檜枝岐村。
群馬県と福島県にまたがる沼です。
群馬県で例えると県の北側。
「鶴舞う形の群馬県」の
左の小翼羽あたりに位置します。
尾瀬沼と尾瀬ヶ原ってどう違うの?
一括りに「尾瀬(おぜ)」と言えど
尾瀬ヶ原と尾瀬沼エリアで別れています。
尾瀬ヶ原は標高1,400mにある盆地。
周りを2,000m級の山々に囲まれており
峠越えで入山する必要があります。
一般車両は入れませんので
壮大な歩行者天国になっています。
山小屋への物資や急病人の搬送も
ヘリで行われるような場所です(´ω` )
一方で尾瀬沼は一周約2時間半の沼のほとりに
小ぶりな湿原を伴うレイクビューエリア。
こちらも入山の時以外は激しい山場はなく
木道が整備されているので散策しやすい。
山・沼・史跡・湿原など
見どころが凝縮しているため、
短時間滞在でも満足度が高めです d(´∀`*)
群馬県側から尾瀬沼を目指す
尾瀬沼は福島県側からでも
群馬県側からでもアクセスが可能です。
群馬県民の私はもちろん
群馬県側からアタック٩( ‘ω’ )و
今回は沼の東南にある
大清水(おおしみず)からスタートだ!
駐車場について
駐車場は第一駐車場・第二駐車場とあり
先着順、有料にてご利用頂けます。
料金は 1日 大型車 1,500円
普通車は500円です。(2022年9月執筆現在)
■大清水第一駐車場
■大清水第二駐車場
乗合バスでショートカット
群馬県側から入山する場合は
駐車場から一ノ瀬休憩所まで林道を歩き、
一ノ瀬休憩所から尾瀬沼への
ハイキングコースに入り三平峠を越え、
尾瀬沼を目指すのが一般的です。
一般車は大清水駐車場から先の
通行は禁止となっており、
6月下旬から10月中旬まで
シャトルバスが運行されています。
全行程を歩いて行くも良しですが
バス利用でショートカットするも良し。
区間は駐車場から一ノ瀬休憩所まで。
所要時間は片道15分程度です。
運賃は大人700円、こども350円。
(2022年9月執筆現在)
距離にすると約3.2キロ。
歩けば45分位は掛かると思うので
大幅に時短できます。
三平峠のために足をとっておけるので
ビギナーの方は利用を勧めとく。
私は往路は歩きで
復路は乗らせて頂きました。
ちなみに2021年の時刻表を載せときます。
30分に一本程度の運行みたいですね。
三平峠を越えていこう
バス乗り場のある一ノ瀬休憩所から
ハイキングコースに入り、
三平峠を越えて尾瀬沼を目指します。
別名、尾瀬峠。
標高は1,762メートルです。
尾瀬沼まで約1キロの山登り。
難易度は低めだと思いますが、
登るにつれ勾配は増し
足場の悪いところもあるので、
しっかりと登山のできる服装、
シューズで挑みましょう。
ここで滑って盛大に転んだのは内緒だ。
てな感じで三平峠 山頂に到着。
思いのほか達成感がないのは
ここが目的地ではないからであろう。
そこから尾瀬沼方面へ少し下ると
大湿原が見えてきます。
目指す尾瀬沼がようやく間近に。
逸る気持ちを抑え
気を付けて下って行こう⊂( ^ω^)⊃
尾瀬沼のほとり、三平下へ。
三平下には沢山のベンチがあり、
休んだりお弁当を食べたり
峠越えの憩いの場になっています。
三平下までの行程は序章にすぎず
尾瀬沼の本題はここから。
もはや記事に終わりが見えないので
ここからは少し速足で進めます。笑
尾瀬沼を周遊しよう
尾瀬沼は周囲長 約9キロ。
歩くと一周 約3時間を要します。
今回はその時間がなかったので、
三平下から40分程度で行ける
大江湿原までを歩いてみました。
尾瀬の湿原や登山道には
木道(遊歩道)が整備されています。
尾瀬国立公園にある木道を、
全て足し合わせると
その距離は約65km以上に(‘Д’)
この木道はぬかるみがひどい場所に
丸太をおいて歩きやすくしたものが始まりで、
その後、丸太を縦に割って平らにしたものや
板を並べるようになったんだそうな。
天災で木が倒れたのかな(;´・ω・)
自然の脅威を目の当たりにできます。
木道を大江湿原方面に30分程度歩くと
尾瀬沼ビジターセンターに到着。
2021年7月にリニューアルオープン。
建て替えに伴って展示物も刷新し
尾瀬の成り立ちや生息する動植物について、
より視覚的、体感的に
学ぶことができるようになりました。
尾瀬の自然や入山の心得
守ってもらいたいマナー、
歴史なども紹介していますよ。
ビジターセンターの周りには
気になる施設が充実していました。
まずは長蔵小屋 売店から。
オリジナルTシャツや手ぬぐい、絵はがきなど
尾瀬のお土産を多数ご用意しています。
ホットコーヒーをはじめ、
お飲物やスナックなども各種ございました。
手作りしそジュース(期間限定)も好評だそうですよ。
売店の裏側にはトイレ。
(食事中でしたらすみません・・・)
なぜトイレをフィーチャーしたかと言えば
協力金にご協力して欲しいから。
尾瀬ではそのまま汚水を垂れ流さないよう
各トイレに浄化槽が設置されています。
維持に大変な費用がかかるので
トイレは基本的に寄付金方式になっています。
尾瀬の自然を守るためにも是非、協力を。
その他にも元長蔵小屋や、
尾瀬沼ヒュッテ、
長蔵小屋など胸熱の施設が充実。
願わくば次回泊まってみたい。
ビジターセンターから歩を進めると
大江湿原に差し掛かります。
尾瀬沼の最上流に位置する湿原。
真ん中を大江川が流れていることから
大江川湿原とも呼ばれます。
大江湿原はニッコウキスゲや
ワタスゲの大群生など、
花の湿原として人気です。
今回はその時季ではなかったけれど
一面の秋色がとても綺麗でした。
尾瀬のシンボル的な山である
燧ヶ岳(ひうちがたけ)。
福島県の最高峰であり東北の最高峰。
日本百名山のひとつで
頂から見下ろす尾瀬は絶景だとか。
次回はここもアタック予定です。
もう少し先まで行きたかったけど
ここでタイムリミット(ノД`)
来た道を引き返して帰りました。
尾瀬をフルに堪能するのであれば
日帰りでは厳しいかなと思います。
時間を作って再訪を誓うのでした。
上毛かるた「せ」仙境尾瀬沼 花の原
群馬県民の必修科目 上毛かるた。
そのかるたの「せ」の札で詠まれる
県下有数のビュースポット。
仙境尾瀬沼 花の原
(せんきょうおぜぬま はなのはら)
仙境を大辞泉で調べてみれば、
俗界を離れた静かで清浄な土地
なんだそうだけど正にそれ。
沼までの道のりは厳しいですが是非
お出掛け頂きたい観光スポットです。
夏が来れば 思い出す 遥かな尾瀬 遠い空
次回は水芭蕉の花が咲く季節に。
くれぐれも登山に適した装いで
お出掛け下さいませ( ̄^ ̄)ゞ
撮影日|2021年10月3日(日)
尾瀬国立公園 尾瀬沼について
尾瀬国立公園 尾瀬沼(おぜぬま) | |
住所 | 群馬県利根郡片品村・福島県南会津郡檜枝岐村 |
問い合わせ | 0241-75-2432(尾瀬檜枝岐温泉観光協会) |
営業時間 | – |
定休日 | – |
関連サイト | 尾瀬檜枝岐温泉観光協会 |
アクセス | 大清水駐車場まで ■お車でお出掛けの場合 関越道沼田I.Cから国道120号線経由 42km ■公共機関をご利用の場合 JR上越新幹線 上毛高原駅からバスで約2時間 JR上越線 沼田駅から約1時間30分 |
地図 |
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