どこを切り取っても絵になるレトロ。グルメドラマのセットのような店内で昔懐かしいオムライスやプリンを楽しもう｜秩父グルメ「パリー食堂」。

秩父神社の表参道 番場通りの一角で
地元の人に親しまれてきたパリー食堂さん。

1927（昭和2）年創業の老舗食堂で、

当時の意匠を伝える建物は
国の登録有形文化財でもあります。

和洋中の丼物、ご飯物、麺類の各メニューは
建物同様に昭和を彷彿させる味わいです。

入口に置かれたおかもちバイクや
ガラスケースの食品サンプルは、

どこを切り取っても絵になるレトロ感。

アニメの聖地として他県からも
人が訪れる秩父市内にあって、

この気取らなさ加減も魅力のひとつです。

パリー食堂さんの場所は
埼玉県秩父市の番場町。

冒頭でも軽く触れましたが
秩父の賑やかな街中に位置します。

秩父三社のひとつである
秩父神社のほど近く。

秩父の参道 番場通りから
一本入った所にございます。

駐車場はお店の道向かい。
5番～7番の3台分ご用意あり。

空いてない場合は
お近くのコインパーキングへ。

私は今回、奇跡的に停められた。

「看板建築」と言う建物の正面だけを
コンクリートなどの耐火素材で覆い、

意匠を施した木造の建物。

大正13（1923）年の関東大震災後に
多く出現してした建築様式だそうです。

西洋建築の流れを取り入れ、
本独自の様式美として発展した看板建築。

パリー食堂さんはまさにそれで
今となっては希少価値の高い外観だ。

出掛けたこの日は休日の候
たくさんのお客様が列を成していました。

食品サンプルが素敵。

30分ほど待って店内へ･･･。

某有名グルメドラマにも登場した
セットのような店内。

想像以上のレトロ空間だ。

コンクリートの床に
昭和な柄のテーブル、BGMはテレビ。

卓上にはメニュー表と調味料
箸立てという食堂然とした佇まい。

一瞬で数十年くらい
タイムスリップしたような気分です。

席に着いたらメニューをチェック。

お食事系は丼物にご飯物、麺類など。

一品料理にデザートにお飲み物。

ランチのセットメニューに、

ディナーのセットメニューもありました。

この雰囲気の中での昼呑みや
晩酌もたまりませんね (*>∀<)o(酒)

待つこと程なくで
オムライスが運ばれてきました。

グラスにスプーンが入ってる
昭和の佇まいが懐かしい。

固く焼いた卵焼きでくるんだビジュアルは
お店の雰囲気と同様に気取りのない昭和風。

中には大きめにカットした玉ねぎと
鶏むね肉のチキンライスが隠れています。

味付けは昔からトマトケチャップのみだそう。

流行りのふわとろ系とは真逆をいく
質実剛健な一品。

ポテトサラダやフルーツが添えられて
とても華やかで見た目も美しい。

デザートはプリンいってみよう。

メニュー表記は「昔ながらのプリン」。
うん、確かに懐かしい。

そそられるビジュアル。
食べる前から美味しいに決まってる。

極上の昭和、
硬さも濃度も絶妙なバランスだ。

これはまさに小さな武甲山。
秩父がギュッと凝縮されている。

その昔、私がまだバンドマンだった頃、

バンドメンバーが目の前の番場通りで
スタジオを経営していたので、

リハーサルやレコーディングで
幾度となく近くに来ていたのですが、

パリー食堂さんの存在を知ったのは
バンド活動を終えてから。

その当時から存じ上げていればきっと
足繫く通っていただろうに(ﾉД`)ｱｱｧｧｧ

お店を知った日が吉日、後悔のなきよう。

なお、休日ともあれば行列ができますので
お時間とお心にゆとりをもって。

昭和の意匠を色濃く残した建物で
昔懐かしいオムライスやプリンを。

秩父市へお出掛けの際は是非(｡ᵕᴗᵕ｡)”

パリー食堂について

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