世良田東照宮
せらだ とうしょうぐう
徳川三代将軍家 光公の時に
日光東照宮の大改築が行われた際、
日光にあった奥社・拝殿を
徳川氏発祥の地に移築。
拝殿は二条城などを造営した
大工頭中井大和守正清の作であり、
桃山時代の建築様式の特色をよく残し。
拝殿・唐門・本殿が国の
重要文化財に指定されていますよ。
群馬県太田市の世良田東照宮へ
参拝に行ってきた٩( ‘ω’ )و
冒頭でも述べた通り世良田と言えば
「徳川氏発祥の地」として知られ。
・・・ん(‘ω’)?
徳川家ってそんな群馬群馬してたっけ?
聞いたことないぞ。汗
てな訳でその歴史を探るべく
この度、参拝の運びとなりました。
この記事の目次
世良田東照宮の概要・由来
寛永20年(1644)、
三代将軍 徳川家光公は
世良田が「徳川家の先祖の地」
と言うことから、
日光東照宮古宮(元和年間造営の奥宮)を
移築して家康公をお祀りしました。
奉斎にあたり家光公から
御神領二百石が寄進。
以後、幕府の手厚い保護を受け
徳川家代々礼敬をつくされました。
東照宮の御鎮座は
文化・経済の発展を助成し、
「お江戸みたけりゃ世良田にござれ」
と、世に謳われたほどです。
世良田東照宮の場所
世良田東照宮の場所はその名の通り
群馬県太田市の世良田町。
大通りから少し入った
静かな住宅街に鎮座します。
群馬県の南東部に位置し
南に流れる利根川を越えれば埼玉県。
自分が住む同県の藤岡市より
隣県の深谷市や本庄市の方が近いんだ。
アクセス方法
アクセス方法は、
お車でお出掛けの場合は
北関東道 伊勢崎I.Cから20分。
埼玉方面からだと
関越道 花園I.Cから50分です。
電車でお出掛けの場合は
東武伊勢崎線 世良田駅が最寄り。
駅から徒歩で20分程度。
無料レンタルサイクルも有り〼。
県道142号線や14号線から
少し入った場所にございます。
太田市歴史公園や世良田小学校の
すぐ西側が目的地ですよ。
駐車場
駐車場は境内入口の門のすぐ横に
数台のスペース有り。
少し離れた場所に
大駐車場も有るようですね。
公式サイトの案内図からご確認を。
なお、初詣の期間中はお隣りの
世良田小が臨時駐車場になる模様です。
境内の様子をご紹介
そいじゃ境内の様子を
以下にご紹介してまいります。
ちなみに参拝に出掛けたのは
七五三が賑やかな頃(11月中旬)。
なもんで境内のあちこちに
「祝 七五三」の旗がなびきます。笑
遅くとも初詣や二年参りまでには
記事を完成させよう・・・
なんて思っていたんですけどね。
あれよあれよと時間は流れ。
なんとも中途半端な1月中旬に
やっとこさ完成したんだ(*ノωノ)
境内案内図
■公式サイトより引用■
脱線した話を戻し・・・
境内はこんな感じのレイアウト。
案内図の下側にある
御黒門から参拝の運びです。
御黒門(縁結び門)
車を停めて参道を歩き
まず見えるのが御黒門。
江戸時代は家康公薨去日の4月17日と
正月17日に開扉されました。
地覆長押をまたいで参拝すると
良縁が成就すると伝えられますよ。
手水舎
御黒門を潜り左手には手水舎。
まずはここで身を浄めましょう。
上番所
その傍らには上番所跡。
当時、将軍家先祖の地として
その警固には深甚なる注意が払われたそう。
授与所・休憩所・宝物館
手水舎、上番所から反対側には
授与所や休憩所が有ります。
いわゆる社務所的な所。
御守りの販売やおみくじ、
各種御祈願の受け付けはここ。
その横には宝物館。
重要文化財の太刀や御金幣、
家康公の「御鎧召初式」に用いられた甲冑、
三十六歌仙図、神饌器具、狛犬など
色々な所蔵品が展示されています。
入館は有料、大人300円デス。
拝殿
最初にご紹介した御黒門から
真正面には拝殿が鎮座。
重要文化財となっています。
日光東照宮 奥社拝殿として
元和年間(1615~1623)に造営され、
寛永17年(1640)~同19年に
当地へ移築されました。
設計施工は中井大和守正清。
最後の作とも言われ、
桃山時代の特色をよく表しています。
唐門・本殿
拝殿の奥には唐門・本殿が鎮座。
拝観には料金が掛かります。
拝観料は大人300円、子人100円。
唐門・本殿共に重要文化財。
唐門は拝殿移築時に、
日光東照宮 奥社神廟前にあった門を移築。
門に付随し透塀が本殿を一周しています。
本殿は当宮創建時に新たに造営。
伝左甚五郎作、狩野探幽彩画の
彫刻「巣籠りの鷹」が
参拝者の家内を守護してくれます。
・・・お賽銭入れ過ぎて
拝観料が足らなかったんだ(*ノωノ)笑
なもんで拝観できず写真はなく
ちょっとした解説のみで失礼します。
次回参拝の際の宿題です。
人形代(ひとがたしろ)祈願所
拝殿のすぐ左手には人形代祈願所。
罪やけがれを人形代(ひとがたしろ)に移し
心身を祓い清め幸運に導く祈願所です。
開運稲荷社(境内社)
その横には境内社の
開運稲荷社が鎮座します。
古くから世良田の地に鎮座する
開運、商売繁盛のおいなりさま。
平成8年に再建。
祭典は毎年旧初午日(三月中旬)です。
参集所
開運稲荷社の左横には参集所。
ちょいとここは割愛して・・・。
南御門
南側には南御門。
その名の通りの南門。
東照宮が御鎮座した時は
御神域を守護するため、
写真の位置より
南東に築かれていたそうですよ。
群馬一巨大な御神域桜(ソメイヨシノ)
南御門のすぐ傍らには
御神域桜のソメイヨシノ。
群馬県一巨大で太いらしい(*ノωノ)
■根元周囲 4.40m
■胸高周囲 3.60m
■目通周囲 3.60m
■枝張東西 20.00m
■枝張南北 20.00m
■樹高 20.00m
■樹齢推定 不詳
2007年計測だそうです。
来る時季間違えた(‘Д’)
桜の花咲く頃に出直します。
真言院井戸(しんごんいん いど)
御神域桜の横には真言院井戸。
国指定史跡 新田荘遺跡です。
灌頂(頭から水を注ぐアレ)に用いる
浄水を汲むために設けられたそう。
普光庵跡(ふこうあんあと)
境内の南西には普光庵跡。
これも国指定史跡 新田荘遺跡です。
普光庵は長楽寺5世である月船琛海のために
11世の牧翁了一が建てた塔所(たっちゅう)。
塔所とは禅寺で祖師や高僧の死後に
その弟子が師のために建てた墓所や庵のこと。
傍らにその説明がございます。
詳しくは出掛けた際にご覧下さい。
境外にも見どころ有り
これを以て境内の散策を終了。
見どころ沢山でお腹いっぱいですが
もう少しだけお付き合い下さい。
境内から飛び出して
境外にも見どころがあったんだ。
車清祓所
境外、御黒門のすぐ横に
車清祓所なるものがあり。
新車や中古の自動車やバイク等を
祓い清める祈願所だそう。
日枝社(境内社)
境内社なれど境外に。
東照宮の北西の隅っこに
鎮座するのが日枝社。
東照宮勧請時に日光山より移遷。
江戸時代は幕府により
十数回の修理が行われました。
平成25年「家康公御鎮祭400年奉祝記念事業」
において三ツ葉葵会が修理。
それにしても何故、
この場所なんだろう(;´・ω・)
御朱印について
ささ、気になる御朱印の配布場所。
御朱印は授与所(社務所)で
いただけるようですよ。
世良田東照宮・開運稲荷社・日枝神社
の3種類の御朱印があるようです。
参拝時のご参考までに(‘◇’)ゞ
徳川氏発祥の地の由来
「徳川氏発祥の地」の由来は、
徳川家の先祖の地からきてるよう。
自分はそう捉えたんだ。
東から照らす朝日のよう、
勢い盛んな神「東照大権現」としての
徳川家康公を御祭神とする東照宮。
戦国乱世を終わらせて日本統一。
平和な時代を築いた公を祀る
もはやご利益しか感じないお社さん。
将軍・大名が昇殿しら社殿で
御祈願が享けられますよ。
太田市へお出掛けの際は
是非、ご参拝下さいませ(。-人-。)
これにてまとめとさせて頂きます。
長々とご精読ありがとうございました。
世良田東照宮について
世良田東照宮(せらだ とうしょうぐう) | |
所在地 | 群馬県太田市世良田町3119-1 |
問い合わせ | 0276-52-2045 |
料金 | ■世良田の東照宮本殿拝観の場合 拝観料:大人300円・小中学生100円 (団体20名以上は、一名につき50円) |
拝観時間 | 4月~10月: 9:00~16:30 11月~3月: 9:30~16:00 |
公式サイト | net-you.com/toshogu |
アクセス | 東武伊勢崎線 世良田駅から1,500m 北関東道 伊勢崎I.Cから車で20分 |
地図 |
世良田東照宮ランチはここ
「CAFE ROSSY(カフェロッシー)」でランチ
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