秘境グンマーの県境を少しだけ跨ぐ
"ほぼ群馬"ネタ、もひとついってみよう!
お出掛けしたのは栃木県足利市。
史跡 足利学校へ出掛けた後に
向かったのが大日尊 鑁阿寺(ばんなじ)。
ふりがな無しで読めたかな ニヤ(・∀・)ニヤ
「鑁」の字なんて書ける気がしない。
鎌倉時代の建久七年(1197年)に、
足利義兼(よしかね)によって建立された
真言宗 大日派のお寺さんです。
本尊は源氏、足利氏の守り本尊である
大日如来(だいにちにょらい)を祀ります。
足利市民の皆様には"大日様"と呼ばれ
親しまれているそうですよ(σ・Д・)σ
以下、鑁阿寺の見どころを
まとめてみたのでお付き合い下さい。
この記事の目次
鑁阿寺の場所とアクセス方法
大日尊 鑁阿寺の場所は
栃木県足利市の家富町(いえとみちょう)。
賑やかな足利の街中に位置します。
先に出掛けた"日本最古の学校"
史跡 足利学校すぐ北側。
足利学校から歩いても
僅か数分と言う好立地なもんだから、
お出掛けの際はどちらかではなく
どちらもが正解だと思います。
お車でお出掛けの場合は、
北関東道 足利I.CかR293を経由
4.7km、約15分で目的地に到着です。
電車でお出掛けの場合は
JR両毛線 足利駅から徒歩10分。
また、東武伊勢崎線 足利市駅からでも
徒歩10分でお寺さんに到着するみたい。
駐車場は境内に参拝者用、その他にも
境内に参拝者用の無料駐車場(50台)が
用意されているみたいですが、
お寺の近くには観光客用の
無料駐車場も幾つか用意されており、
今回はその中でたかうじ君広場・駐車場に
停めさせて頂きました。
収容台数は
乗用車35台(うち軽自動車11台)。
終日開放しています。
駐車料金は無料( ・ㅂ・)و ̑̑グッ
駐車場からお寺までは
約220m、徒歩3分程度ですよ。
観光、商店街、市立美術館以外の
お客様のご利用はご遠慮下さい。
1回の駐車時間は3時間までです。
また、この他に太平記館 観光駐車場や
美術館通り駐車場など、
無料でご利用頂ける観光駐車場が
市内に点在しています。
"足利市観光協会"さんのサイトから
確認してご利用下さいませ (o*。_。)o

境内の見どころをチェック
それじゃ境内の見どころを
チェックしていこう(*'ω')φ)))
今回は伽藍図(地図)の下側の
"山門"から参拝しました。
楼門(山門)|県指定文化財
鑁阿寺は元々は足利氏の館であり
現在でも四方に門を設け、
土塁と堀がめぐらされており
平安後期の武士の館の面影が残ります。
この事から"史跡足利氏宅跡"として
大正10年3月に国の史跡に指定。
現在では日本の名城百選にもなっています。
お堀に架かる"太鼓橋"を渡り
楼門(山門)を潜ります。
すると正面には本堂が
荘厳な佇まいで鎮座します。
本堂|国宝
鎌倉時代の建久7年(1196)に、
足利義兼が持仏堂を建て
その後、義氏が方5間の大堂を建立。
1129年の火災で失い、
尊氏の父・足利貞氏により
正安元年(1299)に再建したものです。
関東地方における禅宗様の
古例として貴重な文化財です。
平成25年(2013)に国宝に指定。
ご本尊様は胎蔵内大日如来。
後方壇に弘法、興教の二大師、
開基鑁阿上人(足利義兼)像をはじめ、
明治維新まで堀の外に祀ってあった
塔頭十二支院の御本尊を安置しています。
鐘楼|国指定重要文化財
楼門(山門)から本堂へと続く
参道の右側に佇むのが鐘楼(しょうろう)。
本堂と同じく建久7年(1196)の建立。
その後、再建されているようですが
その時期はわかっていません。
中央に鐘(江戸時代の天明鋳物の再鋳)が
吊り下げられ、四方吹放しとなっています。
鎌倉時代の禅宗様建築の特色が
よく現われる大変珍しく貴重な建物です。
国指定重要文化財とのことですよ。
鐘楼の脇には"水屋"。
いわゆる手水舎です。
本堂へ参拝前に身を浄めよう。
多宝塔|県指定文化財
鐘楼の参道斜向かいにあるのが
多宝塔(たほうとう)と言う仏塔。
県指定文化財です。
足利義兼の創建と伝えられ
江戸時代の元禄5年(1692)に、
徳川五代将軍の母
桂昌院尼公が再建したものだそう。
金剛界大日如来と
勢至菩薩をお祀りしています。
大銀杏(おおいちょう)|天然記念物
多宝塔に寄り添うように
天高くそびえる大銀杏(おおいちょう)。
樹齢550年前後といわれ
県の天然記念物に指定されています。
毎年11月下旬の紅葉の時季には
美しい黄金色に染まります。
お出掛けしたこの日は9月下旬の候
まだしっかり青葉でした。苦笑
不動堂|市指定文化財
楼門(山門)を背に本堂の左側に
鎮座するのが不動堂。
"中御堂"とも呼ばれ創建は
本堂と同じく建久7年(1196)です。
本尊は不動明王像で
興教大師が彫り込んだ像を、
成田山(千葉県成田市)から
勧請してきたものと伝えられます。
室町時代末期の寺院建築の遺構として
とても貴重なことから、
市指定文化財になっています。
一切経堂|国指定重要文化財
不動堂の左側には一切経堂が鎮座。
"経堂(きょうどう)"とは寺院で
経典を納めておく建物のこと。
1407年に関東管領 足利満兼により
再建されたものだそう。
内部に八角の輪蔵があり
一切経二千巻余(黄檗版)を蔵しています。
普段は公開していないようですが、
大きな行事の時や市の文化財公開日には
内部を見ることが出来るんだって。
団体での見学だと随時公開だそう。
詳しくは公式HPをご参照下さい ↓
大日茶屋|休憩所
楼門(山門)を潜りすぐ左側には
大日茶屋と言う売店が佇みます。
なんと足利のニ大B級グルメ、
"ポテト入り焼きそば"や
"足利シュウマイ"が味わえますよ!
この他、駄菓子や懐かしいおもちゃ、
雑貨等の販売もありました。
店内にはテーブル席、
小上がり席を設けているので、
小さなお子様連れでも
安心してご利用頂けますd('ェ'*)
御朱印は本堂の授与所で
御朱印は本堂の授与所にて。
お守りやおみくじ、お札なども
ここで販売されていますよ。
御朱印は400円でした。
(2021年1月執筆現在)
今回は"大日如来"を頂きましたが
"聖観世音"もありましたよ。
また、イベント毎に頒布される
期間限定 特別御朱印もあるようなので、
御朱印集めをなされている方は
是非、その機会を狙ってみては。
800年の歴史を誇る小京都の古刹
800年の歴史を誇る小京都の古刹、
足利市を代表するお寺さんです。
国宝の本堂をはじめ境内の建築物は
どれも国や県、市の文化財。
鎌倉時代の武家屋敷の面影に
魅了されること間違えなしですよ。
また、自然豊かな鑁阿寺は
晩秋に黄金に色づく大銀杏が有名ですが、
春には境内のお堀に立ち並ぶ
桜のお花見スポットでもあるんだって。
時季を迎えるとライトアップも(*´ω`*)ムフー
歴史的建造物と自然美のコラボ。
その鑑賞もまたオツだと思うんだ。
足利観光の際は是非お立ち寄り下さい♪
これにてまとめとさせて頂きます。
長々とご精読ありがとうございました。
大日尊 鑁阿寺について
大日尊 鑁阿寺(だいにちそん ばんなじ) | |
住所 | 栃木県足利市家富町2220 |
問い合わせ | 0284-41-2627 |
拝観時間 | 9:00~16:00 ※境内は24時間入場できます |
料金 | 入場料無料 ※本堂と一切経堂の拝観・説明は 15人まで6,000円、1人増すごとに400円 |
公式サイト | 国宝 鑁阿寺 |
アクセス | ■お車でお出掛けの場合 北関東道 足利I.Cから15分 ■電車でお出掛けの場合 JR両毛線 足利駅から徒歩10分 東武伊勢崎線 足利市駅から徒歩10分 |
地図 |
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