中之条町の六合(くに)地区に位置する
苔の楽園・チャツボミゴケ公園。
その名の通りチャツボミゴケと言う
珍しい苔が群生しています。
標高1,200メートルほどにあり、
もはや秘境中の秘境なので
辿り着くまでに時間は掛かりますが、
それを補って余りある
自然美と静けさが魅力。
訪れる皆様を非日常の世界へと誘います。
グンマー帝国の最深部に
こんな緑の楽園が広がっていようとは・・・。
チャツボミゴケ公園の場所は
群馬県吾妻郡中之条町の入山。
鶴舞う形の群馬県の鶴のお尻のあたり。
県北、北毛地区に位置します。
草津白根山の北から
横手山の南東方向にかけて広がる、
芳ヶ平湿地群の中にあります。
駐車場は第1~第3駐車場まであり
駐車料金は無料です。
今回は管理事務所にほど近い
第1駐車場に停めされて頂きました。
管理事務所で受け付けを済ませ
いざ公園を目指します。
なお、入園料は600円。
物価高の昨今、良心的なお値段。
(2025年6月執筆現在)
公園までは少し離れているので
園内巡回バスで向かいます。
バス代も入園料に含まれる太っ腹。
徒歩だと30分掛かるそうですが
バスだとあっと言う間に到着。
園内は整備された木道や遊歩道があり、
初心者でも歩きやすい
約30分の散策コースとなっています。
道中にはベンチが設置されており、
自然をゆったり感じながら散策できます。
季節の移り変わりを感じられる場所として
リピーターも多いのだとか。
春はレンゲツツジに夏は新緑
秋は紅葉など、
季節ごとに全く違った
景色が楽しめるのも魅力ですよ。
程なく歩くと園のシンボルとも言える
「穴地獄」の入口に到着。
この穴地獄が見どころのひとつです。
かつて鉄鉱石を採掘していた露天掘り跡で
強酸性泉が湧き出すこの場所に、
チャツボミゴケが一面に広がります。
絨毯のように広がる苔の緑。
川沿い一面を覆うチャツボミゴケの群生地は
世界でも有数の規模を誇ります。
チャツボミゴケはpH2〜4と言う、
強酸性の水でしか生きられない
特異な性質を持ち、
自然の中では極めて稀な存在。
日本ではここと熊本の阿蘇にしか見られず
2017年には、
「六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地」
として国の天然記念物に指定されました。
強酸性の水の影響か
硫黄のような匂いがすごい。
草津温泉や渋峠などで香る
あの香りと同じだ。
緑の苔と澄んだ湧水
山々の景色が織りなす風景は、
まるで異世界にように。
春から初夏にかけては
苔の緑が最も鮮やかになり、
カメラを構えずにはいられない。
開園期間は4月下旬から11月下旬まで。
冬季は閉園となりますのでお気を付けを。
園内バスの運行もあるため
体力に自信がない方でも安心ですよ。
なお、訪れる際は歩きやすい靴と
動きやすい服装をお勧めしときます。
夏場でも標高が高いため涼しいため
虫対策や防寒対策も忘れずに。
都会の喧騒から離れた大秘境で
静寂と緑に癒されてみませんか☻
苔という小さな生命の営みに心を寄せる時間は
自分自身と向き合う贅沢な一時にもなるはず。
近くには四万温泉や尻焼温泉などあるので
日帰りはもちろん宿泊を兼ねてどうぞ。
北毛方面へお出掛けの際は是非(。ᵕᴗᵕ。)”
チャツボミゴケ公園について
チャツボミゴケ公園 | |
住所 | 群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3 |
問い合わせ | 0279-95-5111 |
受付時間 | 4月~9月 8:45~15:30 10月~11月 8:45~15:00 (季節・天候により変更されることがあります) |
定休日 | 4月24日~11月間は無休 12月~4月下旬まで冬季閉園 (天候により変更されることがあります) |
入園料 | 一般 600円(小学生以下無料) 町民 300円(町民パスポートを必ずご提示ください) |
公式サイト | チャツボミゴケ公園 – 中之条町公式サイト |
アクセス | JR吾妻線 長野原草津口駅から22.5km |
地図 |
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