群馬県と新潟県の県境にある
日本百名山のひとつ、標高1,977mの谷川岳。
頂上や稜線からの眺望は素晴らしく
遊歩道から稜線を見上げるのも一興です。
そんな谷川岳では10月上旬に、
天神尾根周辺のナナカマドが
赤く染まると間もなく紅葉が始まります。
東麓の一ノ倉沢の大岩壁はいと美しく
みなかみ町を代表する名勝となっており、
訪れるハイカーや登山客を魅了します。
今回はその一ノ倉沢の大岩壁を目的に
ゆるり谷川岳の紅葉ハイクをしてきました。
谷川岳一ノ倉沢の場所は
群馬県利根郡のみなかみ町。
鶴舞う群馬の北端、
新潟県湯沢町との県境に位置します。
余談ですが土合(どあい)駅は、
日本一のモグラ駅とも呼ばれる
地下駅になっています。
改札からホームまでは
462段の階段があり標高差は70.7m!
所要時間は10分掛かります。
谷川岳にお出掛けの際は是非
階段チャレンジをおススメします。
駐車場は一ノ倉沢入口のある
谷川岳山岳資料館の手前、
歩いて10分程度の所にある、
谷川岳インフォメーションセンター前駐車場
が便利だと思われます。
205台の駐車が可能で
料金は24時間まで無料だ( ・ㅂ・)و ̑̑グッ
詳細は下記のサイトから↓
ハイキングのスタートとなるのは
谷川岳登山指導センター。
旧道を通り一ノ倉沢を目指します。
行程としてはマチガ沢を経由して一ノ倉沢。
お時間と体力に余裕のある方は
その先の幽ノ沢や柴倉沢へも是非。
■マチガ沢 1.7km 約25分
■一ノ倉沢 3.3km 約25分
■幽ノ沢 4.4km 約15分
■柴倉沢 6.6km 約40分
今回は早朝に現地に到着できたので、
一ノ倉沢のひとつ先にある
幽ノ沢まで足を伸ばしてみました。
なお、一ノ倉沢までは
歩道が整備されています。
傾斜も比較的緩やかなので
とても歩きやすいです。
マチガ沢出合 標高835m
その昔、マチガ沢の出合には、
三軒程の宿があったらしく
畑や墓跡が残っています。
清水峠を越えて越後から、
山道を夕暮れ時に疲れて下ってきた人が、
このあたりで灯火を目にして
「ああ、町が見える」と喜んで、
発した言葉が「マチガ沢」の
由来と言われています。
マチガ沢から程なく歩くと
今回の目的地である一ノ倉沢へ到着。
一ノ倉沢出合 標高870m
この地方の方言で岩や岸壁のことを
「クラ」と呼んでいます。
一ノ倉沢の岩場は世界でも最も登頂の
困難な岩壁のひとつに数えられ(グレード6級)、
剱岳、穂高岳と共に
日本三大岩場として知られています。
谷川連峰随一の岩場であることから
「一ノ倉」と名付けられています。
一ノ倉沢からは舗装から砂利道へ。
雨の翌日などはぬかるんでいるため
トレッキングシューズ必須です。
道中、慰霊プレート飾られていました。
古くは昭和40年にものも・・・合掌。
熊に出くわさないよう
熊除け鈴を爆音で鳴らし、笑
無事に幽ノ沢へ到着です。
幽ノ沢出合 標高885m
幽ノ沢と紅葉のコントラスト。
川の水がとてつもなく綺麗。
なお、幽ノ沢から数十メートル先には
ブナのしずくなる湧き水もあります。
幽ノ沢まで来たらここもチェック下さいね。
また、歩いていくのが困難な方には
電気ガイドバスの運行がございます。
谷川岳ベースプラザ~一ノ倉沢間を運行。
1日7往復運行しています。
運賃は無料ですが、
ガイド料金が1人につき500円掛かります。
(※ガイド不在時は無料で乗車できるんだとか)
こちらも是非ご活用下さいませ。
迫り来る一ノ倉の峻厳な岩肌と
紅葉のコントラストは言葉を失う美しさ。
見頃は例年、9月下旬~10月下旬ですが
今年の見頃は10月上旬~11月上旬とのこと。
晩秋の紅葉と初雪の季節が重なる頃は、
運が良ければ山頂の冠雪と
周囲の紅葉を一度に楽しむことができます。
一ノ倉沢までは歩道が整備されているので
スニーカーなどの運動靴でもOK。
ともあれ標高があり天気も変わりやすいです。
熊の目撃情報もありますので
可能であれば登山服、熊よけ鈴を携帯して。
みなかみ谷川スキーと登山。
秋は紅葉と登山が格別ですよ。
北毛方面へお出掛けの際は是非(。ᵕᴗᵕ。)”
谷川岳 一ノ倉沢について
谷川岳 一ノ倉沢(いちのくらさわ) | |
住所 | 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽 |
問い合わせ | – |
営業時間 | 休業:12月~翌5月(降雪により変更あり) |
定休日 | – |
公式サイト | 谷川岳 一ノ倉沢 – 利根郡 – みなかみ町観光協会 |
アクセス | 関越道 水上I.CよりR291経由、谷川岳方面へ30分 ※谷川岳登山指導センターからは年間を通して車輌は通行できません |
地図 |
群馬には観光スポットが目白押し
群馬のお勧めスポットをまとめています。
下のバナーから、併せてお読み下さい(。・Д・)ゞ
コメント