日本三大聖天のひとつとして知られる
妻沼聖天山(めぬま しょうでんざん)。
埼玉県熊谷市の妻沼(めぬま)にある
高野山真言宗のお寺さんで、
地元の方からは"妻沼の聖天さま"
の愛称で親しまれています。
特に縁結びのご利益が評判で
良縁を頂きに多くの参拝者が訪れます。
本殿「聖天堂」は宝暦10年(1760年)に再建。
日光東照宮を彷彿させる本格的装飾建築で、
その精巧さゆえに"埼玉日光"と称され
国宝にも指定されています(º ロ º๑)
以下、聖天さまの見どころを
まとめてみたのでお付き合い下さい。
この記事の目次
妻沼聖天山の場所とアクセス方法
妻沼聖天山歓喜院さんの場所は
埼玉県熊谷市の妻沼(めぬま)。
熊谷の市街地から少し(結構)離れた
長閑な住宅街に位置します。
数キロ北へ歩を進めれば群馬県。
太田市や館林市、伊勢崎市あたりは
もはや高崎市や前橋市へ行くのより近い。
お車でお出掛けの場合は、
東北道 館林I.C、関越道 東松山I.C
北関東道 太田I.Cのどこからでも約45分。
長くなるので詳しいアクセス方法は割愛。
ナビに頼っておくんなまし。笑
公共機関をご利用の場合は、
JR高崎線 熊谷駅が最寄りだと思われます。
駅から約12km、バスで約30分。
駅北口「あさひバス6番のりば」より、
太田駅行き・西小泉駅行き
妻沼聖天前行きをご利用下さいませ。
駐車場について
駐車場は境内から南へ100mの所に
専用駐車場が用意されています。
普通車 約200台と大型バス3台の
収容が可能とのことですよ。
駐車料金は無料だ( ・ㅂ・)و ̑̑グッ
とても広い駐車場ですが、
初詣や二年参りなどの行事の際は
混雑・渋滞が予想されます。
お時間、お心にゆとりを持って
お出掛け下さいね(。ᵕᴗᵕ。)”
妻沼聖天山 歓喜院MAP
地図で境内の様子を把握しておこう。
左の現在位置と書かれる場所が
先にご紹介した駐車場。
縁結び商店街通り⇒門前商店街通りで
参道入り口に建つ石柱門まで向かいます。
そこから境内入りの運びです٩( ‘ω’ )و
3つの門を潜って本殿へ
本殿までへは石柱門から、
貴惣門、中門、仁王門の
3つの門を潜りて向かいます。
石柱門
まずは石柱門から見ていこう。
門・・・と言うか石柱。
門前らしい雰囲気を見せます。
柱横の青果店さんとか
良いとこに建ってるよね。
正に商売向きの立地だと思う。
貴惣門(きそうもん)
石柱門から程なく進むと現るのが、
威風堂々、高さ16mにも及ぶ
聖天山第一の門が貴惣門(きそうもん)。
重層の特徴ある三破風を組合わせた
豪壮な構造美は全国にも類例は少なく、
国指定重要文化財になっています。
左右には邪鬼を踏みつける二天王像。
江戸末期の造形技術を駆使した、
周囲の精巧な彫刻と共に
厳かな雰囲気を醸し出しています。
中門(四脚門)
真っすぐ進むと第二の門である
中門が姿を現します。
おっ、お祝い事の撮影かな?
うんうん、良い絵が撮れそうですね♪
別名 四脚門とも言われます。
境内の建築物群で最古のものだそう。
歴史上、何度も火災の被害を受けた、
妻沼聖天山では現存する多くの建築物が
再建されたものなんだそう。
その中でもこの中門は最も古く
400年前の姿を残しているんだって。
仁王門(におうもん)
更に歩を進めると第三の門
仁王門(におうもん)が鎮座します。
本殿の前に位置し優美な姿を誇ります。
明治時代に台風により倒壊し再建。
左右に控える金剛力士像は
近年修繕を終えたばかりで、
室町時代の気風を残す逸品として
高い評価を得ているそうな。
屋根は入母屋造瓦棒銅板葺で
央の虹梁には花鳥の精緻な彫刻を飾ります。
石舞台
仁王門のその先にようやく
本殿が姿を現すのですが、
手前の石舞台も紹介しておこう。
庭儀法会を行うための舞台。
その他にも盆踊りやコンサート、薪能など
様々なイベントが催されるそうですよ。
改修工事前の本殿の階段で
使われていた石で出来ているんだとか。
本殿「歓喜院聖天堂」
で、やっとこさ本殿の
歓喜院聖天堂に到着です。
平成24年7月9日に国宝に指定。
奥殿・中殿・拝殿よりなる権現造です。
江戸時代初期の災火で焼失したため
江戸時代中期(宝暦年間)に再建。
内外共に当時の装飾技法が駆使されており、
江戸時代(中期~後期)の装飾建築の
代表例と言われています。
御本尊の「御正躰錫杖頭」は貴惣門と共に
国指定重要文化財になっています。
歓喜院聖天堂 彫刻参覧
なお、本殿は有料で
彫刻参観ってのをやっています。
左側にある入場券売場にて、
入場券をお買い求め頂いて
美しき彫刻をご覧になるスタイル。
拝観受付時間は10:00~16:00。
拝観料はおひとり様 700円。
中学生以下のお子様は無料です。
日時によってはボランティアガイド
「阿うんの会」さんによる、
解説を聞くこともできるそうですよ。
ガイドの実施時間は
10:00~15:00の一時間毎(要確認)。
聖天堂についてより詳しく知りたい方は
ガイドをお願いしてみてはいかが?
この他の境内の見どころ
3つの門から本殿までの道のりで
既にカロリー高めですが、
広い境内にはこの他にも見どころが・・・。
長くなる予感しかしないので、笑
ここからはその見どころを
足早にご紹介していきますね。
実盛公像
貴惣門の近くにある実盛公像。
平成8年にお開扉の記念事業として建立。
右手に筆、左手に鏡を持っているのは
実盛公が老兵と悟られないよう、
髪を墨で黒く染めて出陣したという
史実に基づいているんだとか。
大師堂
石舞台のすぐ傍らにある大師堂。
平成7年に再建。
弘法大師をお祀りしています。
関東88カ所霊場の
第88番結願所となっています。
夫婦(めおと)の木
本殿 右側に見えるひと際大きな木が
ご神木の夫婦(めおと)の木。
欅(けやき)と榎(えのき)が
寄り沿うように立ちます。
絡み合い助け合い力強く古今を生きる
神秘な縁結びのご神木です。
鐘楼(国登録有形文化財)
本殿の北東に位置する
入母屋造(いりもやづくり)桟瓦葺の鐘楼。
石造とコンクリート造の
二重の基壇上に建てられています。
基壇は大正期にかさ上げされたものを
昭和26年に再整備しており、
建ちの高い特異な外観を見せています。
平和の塔(国登録有形文化財)
境内北方の盛土上に建つ
総欅造の多宝塔(たほうとう)で、
昭和26年に締結された
サンフランシスコ平和条約を記念し、
戦没者の供養と世界恒久平和を祈願して
昭和33年に建立されたもの。
内部には十一面観世音菩薩や大日如来、
弘法大師などの仏像が安置されています。
歓喜院本坊本堂
本殿から南に200メートルほど
離れたところに位置する歓喜院本坊本堂。
斎藤別当実盛公の子
良応が行者の修行の場として開創。
同時に御本尊として
十一面観世音が寄進されました。
春と秋に行われる例大祭や
節分会など各行事の際に催される行列は、
ここからスタートします。
近くには気になるグルメも多々♡
叩けばまだまだ出てくるけど
今回はこの位にしておこう。
お腹いっぱいでしょ?笑
この他の見どころは参拝して
ご自身の目でお楽しみ下さい(。-∀-)
御朱印情報
参拝後は御朱印を頂こう。
本殿右側にある授与所にて
頂くことができますよ。
お値段は300円でした。
(2021年4月参拝現在)
コロナ禍ですが直書きでの対応。
ありがとうございました(。-人-。)
歴史を刻む妻沼聖天山
平安の創建から幾多の修復・再建を重ね
800年以上に及ぶ歴史を刻む妻沼聖天山。
国宝である本殿「聖天堂」以外にも
貴重な伝統建築物が数多く現存しています。
参拝の際はそちらもチェック下さいませ♪︎
なお、お寺の付近には
妻沼名物の"いなり寿司"をはじめ、
お土産屋さんや食事処も多く
ぶらりと散策するのも楽しいですよ。
埼玉県で唯一の国宝。
"埼玉日光"と称される精巧な彫刻に
魅了されてみてはいかがですか(。ᵕᴗᵕ。)”
これにてまとめとさせて頂きます。
長々とご精読ありがとうございました。
撮影日|2021年4月11日(日)
妻沼聖天山 歓喜院について
妻沼聖天山 歓喜院(めぬま しょうでんざん かんぎいん) | |
所在地 | 埼玉県熊谷市妻沼1511 |
問い合わせ | 048-588-1644 |
受付時間 | ■御祈祷受付時間 9:00〜16:00 ■歓喜院聖天堂 拝観受付時間 10:00〜16:00 ■境内は参拝自由 |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト | 妻沼聖天山|国宝 |
駐車場 | 有り(無料) 普通車約200台 大型バス3台 |
アクセス | ■お車でお出掛けの場合 東北道 館林インターより約45分 関越道 東松山インターより約45分 北関東道 太田インターより約45分 ■公共機関をご利用の場合 JR高崎線 熊谷駅よりバスで約30分 熊谷駅北口・あさひバス6番のりば 太田駅行き・西小泉駅行き・妻沼聖天前行きが利用できます |
地図 |
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