信州との境に程近い山あいに
ひっそり佇む荒船風穴(あらふねふうけつ)。
世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の
構成資産のひとつで、
正式名称は「荒船・東谷風穴蚕種貯蔵所跡」。
明治38年(1905)に地元養蚕農家、
庭屋静太郎氏によって建造された
蚕種貯蔵風穴(蚕種貯蔵施設)です。
そんな世界遺産を気軽に見学できるの知ってる?
無料のシャトルバスが出ていたり
ガイドさんが丁寧に解説して下さったり、
お子様のみならず大人様も楽しめる
歴史と冷気に触れられる観光スポット。
大人の社会科見学いってみよう٩( ‘ω’ )و
荒船風穴の場所は
群馬県甘楽郡下仁田町の南野牧。
鶴舞う形の群馬県の鶴の右羽のあたり。
県南西、西毛地区に位置します。
道の駅しもにたを過ぎ
緩やかに登る山道を車で進むと、
杉の木々に囲まれた静謐な空気が
ゆっくりと肌にまとわりつきます。
神津牧場から程なくで目的地。
駐車場に車を停めて
シャトルバスで風穴を目指します。
シャトルバスは無料。
(※片道100円の寄付をお願いしています)
片道5~10分程度の道のりです。
見学料はおひとり様500円。
ワンコインで世界遺産が見れるなんて
群馬県の太っ腹。
下仁田町の西端、標高840mの山中。
人もあまり住んでいない秘境。
山々に囲まれ空が近く
とにかくロケーションが素晴らしい。
施設内にはガイドさんが常駐しており
風穴の歩みを説明してくれます。
岩の隙間の周りに石積みを築き、
土蔵造りの建屋を設けた施設で
日本最大規模を誇りました。
全国各地から送られてきた蚕種を貯蔵し
孵化時期を調整することで、
一年に数回の養蚕が可能になりました。
夏でも2℃前後の冷風が吹き出します。
近くに行くとひんやりとした風が
身体にまとわりつく不思議。
生糸のもととなる蚕の卵 蚕種(さんしゅ)を
夏の高温から守るため保存した場所。
人工の冷蔵庫がない時代に
自然の力を借りた知恵と工夫に感銘を受けます。
文明開化の明治時代、富国強兵と並ぶ
スローガン「殖産興業」のもと、
日本の養蚕業は空前の発展を遂げました。
その裏で静かにここ、荒船風穴が
日本の絹産業を支えていたのです。
苔むす石段、杉木立の合間を歩くと現れる風穴跡。
ゆっくりと流れる時間の中で
百年以上前と同じ風が頬を撫でてきますよ。
名峰 荒船山の稜線を望みながら訪れる
大秘境に見る世界遺産。
夏休みの宿題のテーマにもぴったりですよ。
西毛方面へお出掛けの際は是非(。ᵕᴗᵕ。)”
荒船風穴について
| 荒船風穴(あらふねふうけつ) | |
| 住所 | 群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧字屋敷甲10690-2 |
| 問い合わせ | 0274-82-5345 |
| 営業時間 | 4月1日~11月30日 9:30~16:00 (受付は15:30まで) |
| 定休日 | 12月1日~3月31日 (冬季閉鎖) |
| 公式サイト | 荒船風穴(世界文化遺産) – 下仁田町観光協会 |
| アクセス | 上信電鉄 下仁田駅から29km |
| 地図 | |
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