大正時代にお酢屋さんとして商売を始め
屋号の「酢屋」を残し和菓子屋さんへ。
現在は3代目のご主人が
美味しいお菓子を手掛けています。
創業100年、高崎市の和菓子の老舗
酢屋製菓さんへお出掛けだっ٩( ‘ω’ )و
高崎と言えど市街地からは少し離れた
旧多野郡の新町(しんまち)にお店を構え。
永らくの街の発展を見守りながら
そっと営業をしています。
新町と言えば以前暮らしていた街であり
酢屋さんのことも存じ上げておりますが・・・
一見さんにはちと入りづらい雰囲気でね、
ずっと店前から眺めるだけだったんだ。
ともあれ今回は勇気を出して(•’ ‘•)و✧
お店の引き戸を開けてみました。
この記事の目次
お店の場所とアクセス方法
お店の場所は群馬県高崎市新町。
JR高崎線 新町駅の北側に伸びる
県道中島新町線沿いに佇みます。
最寄り駅は言うまでもなく新町駅で
駅から500m、徒歩7分くらい。
お店から道を挟んで目の前には、
新町ひなまつりのメイン会場である
「新町行在所」と「行在所公園」。
お店のお隣りには
「おもちゃのキヌヤ」さん、
オランダコロッケが絶品な
「まつしま肉店」さん。
並びにはラスクでその名を馳せる
「ガトーフェスタ ハラダ」の中山道店さん。
ちょいと離れるとたいこ焼が有名な
「とみや菓子店」さんなど、
高崎市新町のお勧めスポットや
美味しいお店がたくさん集まります。
駐車場
駐車場はお店の西側の敷地・・・
だと思うんだ(;´・ω・)
写真のこの場所ね。
今回、少し離れた所に車を停めて
お店まで歩いてきたもんだから、
全く駐車場のことを考えてなかった。笑
お出掛けの際はお店の方に
ご確認下さいませ(。・ω・)ゞ
店内外の様子
老舗の貫録、歴史を感ず佇まい。
平成より更に前の
昭和にタイムスリップしたかのよう。
黄金色に光る「酢屋製菓」の文字が
良い時代の面影を残します。
それはそうと隣りの建物との距離よね。
今の建築法じゃ考えらえれない。笑
ささ、引き戸を開けて店内へ・・・。
「いらっしゃいませ!」と
ご主人の声が高らかな響き。
目の前に広がるノスタルジーに
心を奪われます(*´ω`*)
外観の貫録さることながら
店内の貫録はその斜め上を行ったんだ。
店内中央には
お菓子の入るショーケースが鎮座。
年季の入るレジ機とソロバンね。
ちゃんと現役だったよ。
今回お話を伺ったご主人は
御歳80を超えるジェントルマン!
お年は召していましたが
とても元気でシャキッとしてて。
気さくな方で会話が弾んだんだ。
お品物のラインナップ
お品物はショーケース内、
季節の和菓子や生菓子が並びます。
おまんじゅうやも最中などの
定番商品をはじめ、
程なく春を迎える時季だったので
さくら餅が出ていました。
ショーケースの上には
お赤飯やお餅が鎮座。
このお赤飯がね、
やけに旨そうに見えたんだ。
なお、和菓子などの販売の他に
群馬名物「焼きまんじゅう」の販売も。
ショーケース横の調理スペースで
注文後に焼いてくれますよ。
出来立ての熱々を店内で・・・。
この雰囲気の中で食べるそれは
きっと格別だろうと思うんだ(*‘∀‘)
お持ち帰りしたお菓子は・・・
今回は時間の都合上、
焼きまんじゅうは泣く泣く断念。
次回の宿題となりました。
ともあれお持ち帰りしたお菓子を
以下にご紹介していきますね。
なお、お品物はお店オリジナルの
包装紙に包んでくれます。
あーいいなぁ、こう言うの。
ついつい写真に撮りたくなる(*´з`)
ちなみにご主人との会話の折、
お茶菓子をくれたんだ。
心遣いが嬉しい。
とても温かなひと時でした(*´ω`*)
さくら餅
ささ、まずは季節の和菓子から。
お出掛けしたのは1月下旬なれど
とても暖かな陽気に恵まれ。
春めいたその日にピッタリなさくら餅。
いわゆる長明寺と言われるタイプの
小麦生地にあんこが巻かれるさくら餅。
あんこは控えめな甘さのこしあん。
塩漬けの桜葉の風味が
春の訪れを感じさせてくれる逸品です。
中仙道最中
お次は和菓子の定番 モナカ。
中仙道最中ってネーミングね、最高か。
普段は最中ってあんまり食べないんですが
鎮座するそれがとても美味しそうに見え。
何か訴えかけるものがあったんだ。
サクッと食感の良い最中種。
新町・中仙道・酢屋の文字の
存在感が半端ない。
最中種をはがしてみれば
上品な小豆あんがたっぷり入ります♡
予感的中の歓喜。
最中の価値観が変わったんだ。
みそまんじゅう
今回のトリを務めますのは
酢屋さんの顔であるみそまんじゅう。
1964年(昭和39年)の東京オリンピックに
新町名物として考案されたそうですよ。
佇まいはどこか懐かしいおまんじゅう。
生地の色は白と茶色の2種類。
その違いは生地の色だけに非ず
入るあんこの色も違います。
白い生地にはこしあん、
茶色い生地には白あんが入ります。
生地にはお味噌が練り込んであるので
風味があり・・・程よくしょっぱく、
あんこの甘さが引き立ちます(*´ω`*)
食べ出したら止まらないよ?
これは是非、口にして欲しい銘菓。
新町の変遷見守る和菓子の名店
なお、酢屋製菓さんは、
絶品高崎グルメ「絶メシ」の
絶メシリストにも掲載されています。
絶メシに関して詳しくは以下バナーより。
要は絶滅の危機にあるお店ってこと。
いつお店を閉じてしまっても
誰も文句は言えないよ?
お出掛けするならお早めに٩( ‘ω’ )و
なお、焼きまんじゅうは秋冬で
夏にはかき氷が登場するとのこと。
テーブルがあるので
店内での飲食も可能ですよ。
店主さんとの楽しいひと時も
魅力のお店だと思います(=゚ω゚)ノ
新町の変遷見守る和菓子の名店。
中仙道の宿場町 新町宿で今も尚、
変わらずに灯りをともしています。
酢屋製菓について
酢屋製菓舗(すやせいかほ) | |
住所 | 群馬県高崎市新町2664 |
問い合わせ | 0274-42-0021 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 月曜日 |
公式サイト | – |
アクセス | JR高崎線 新町駅から500m |
地図 |
併せて食べたい新町銘菓
「とみや菓子店」のたいこ焼き
「ガトーフェスタ ハラダ」のラスク
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