夏はひまわり、秋はコスモスが咲き
四季折々の素晴らしい風景と、
そこかしこに散らばる古代の神秘が魅力の
上毛野はにわの里公園へお出掛けだ٩( ‘ω’ )و
指定史跡の大きな前方後円墳群をはじめ、
博物館やはにわ工房、文学館などが集まる
見どころいっぱいの歴史公園。
"日本の歴史公園百選"にも選ばれおり、
古代歴史の初心者からマニアの方まで
幅広く楽しむことが出来ます。
車を停めて横断歩道を渡ったら
古墳時代にタイムスリップ!
群馬県は秘境とか言われているけど
時代までさかのぼる力を持っています。笑
以下、公園の魅力に迫ってみたので
お付き合い頂ければ幸いです(。・Д・)ゞ
この記事の目次
上毛野はにわの里公園とは
群馬県高崎市井出町と保渡田町にまたがる
広さ12.9ヘクタールの歴史公園。
園内には国指定の保渡田古墳群の他、
かみつけの里博物館、土屋文明記念文学館、
土屋文明歌碑、山村暮鳥詩碑などがあります。
"上毛野"の読み方は"かみつけの"ね。
公園の場所とアクセス方法
上毛野はにわの里公園の場所は
群馬県高崎市の保渡田町(ほどたまち)。
井出町にもまたがっていますが
住所としては保渡田町になるみたいね。
高崎の市街地から北へ数キロの
緑の多い長閑な場所に位置します。
その昔は群馬郡群馬町。
ここいらが高崎ってのに
少し違和感を覚える年代の自分です。笑
お車でお出掛けの場合は、
関越道 前橋I.Cから約6.5キロ
15分で目的地に到着です。
公共機関をご利用の場合は、
JR両毛線 井野駅・・・もしくは
JR信越線 北高崎駅から約5.5キロ。
タクシーで15分程度です。
どちらからも同じような距離なので
アクセスしやすい方からお出掛けを。
バスをご利用の方はJR高崎駅から。
群馬バスの高崎駅西口発着
榛東村役場行きで30分。
秋葉前バス停から徒歩3分です。
詳しくは群馬バスのサイトから
ご確認下さいませ ↓
また、市内循環バス"ぐるりん"や
JR前橋駅からのバスの運行もございます。
詳しくは高崎市のサイトから ↓
駐車場について
県道123号線を公園方向に曲がり
少し進めば左側に駐車場の案内板。
通り沿いにある駐車場は大型車用で、
普通車は"かみつけの里博物館"の
駐車場をご利用下さい。
駐車料金は無料です( ・ㅂ・)و ̑̑グッ
また、"土屋文明記念文学館"の
駐車場も利用可能とのことですよ。
出掛ける場所により使い分け下さい。
保渡田古墳群(ほどたこふんぐん)
ざっくり前説を述べ終えたら
古墳にコーフンしていこう(*ノωノ)アァァ
八幡塚古墳・二子山古墳・薬師塚古墳の
3つの前方後円墳が集積する
古墳群の総称を保渡田古墳群と言います。
昭和60年9月3日、国指定史跡に指定。
5世紀後半から6世紀初めにかけて造られた
大型の前方後円墳で、
榛名山麓を治めた有力な豪族のお墓です。
八幡塚古墳・二子山古墳が復元整備されており
隅々まで散策を楽しむことが出来ますよ。
八幡塚古墳(はちまんづかこふん)
まずは八幡塚古墳から散策しよう。
南東1キロにある三ツ寺Ⅰ遺跡に住み、
榛名山南東麓・井出川流域を治めた豪族のお墓。
はにわの里公園に出掛けたら
真っ先に目に入るのがこの古墳だと思う。
墳丘は96mで3段に造られ
斜面は葺石で飾られています。
周囲には内堀・外堀・外周溝が巡り
それらの間には内堤、外堤が設けられます。
墓域の長さは約190mに及び
内堀の中には4つの島(中島)があり、
古墳の特徴ともなっています。
外界との垣根にある円筒埴輪は
幾重にも列をなして並べられ、
その数は6,000本と推定されます。
後円頂部には遺体を納めた埋葬施設。
階段を降りて内部に潜入。
古墳の中を見学することが出来ますよ。
内部、中心に据えられるのは舟形石棺。
古墳を築いた豪族本人の棺だと推定されます。
その脇には近親者の埋葬施設と推定される
竪穴式石槨も発見されています。
前方部の外堤上で古墳への通路の脇に、
人物や動物の埴輪が
一定の配置で54体並べられています。
外から古墳を見る人を意識し、
この場所に一定のストーリー性を考えて
造形されたと言われています。
この埴輪達も見どころ。要チェックだ。
今から1500年前に造られた・・・
とは思えない古代の神秘。
贅を尽くした感のある古墳には
大人も子供も目を輝かせると思うんだ。
二子山古墳(ふたごやまこふん)
お次は二子山古墳を散策しよう。
二子山古墳は八幡塚古墳から
道路を挟んで斜向かいに造られています。
散策路を歩いていけば
すぐにその存在が姿を現します。
保渡田古墳群で最初に造られた古墳で
墳丘長180mの前方後円墳。
周りに内堀と外堀を巡らせています。
外堀まで含めた総長は213mあり
墓域の面積は30,000㎡と広大。
内堀の中には円形の中島(祭祀場)が
4つ存在しています。
先にご紹介した八幡塚古墳同様に、
南東1キロにある三ツ寺Ⅰ遺跡に住み
榛名山南東麓・井出川流域を治めた豪族のお墓。
古墳群で最初に築かれたことから、
この地に進出し、山麓水源地帯を押さえ
大規模な農業経営を行った人物が、
埋葬されていると考えられています。
墳丘の頂上に設けられた埋葬施設は
大型の舟形石棺。
その説明をする石碑が設置されていました。
二子山古墳も八幡塚古墳と同じく
往時は葺石を施した"石の山"でしたが、
次第に草木に覆われ
今次のような形に変化したそうです。
築造時の姿を再現した八幡塚古墳と、
発掘前の墳丘の形状を
出来るだけ変えない手法で整備した本古墳。
比べれば1,500年と言う長い歳月で
どれだけ変化したか体感できますね(・ω・。)
皆様方におかれましても直に
その経年の変貌をご体感下さいませ。
かみつけの里博物館
保渡田古墳群を散策したあとは、
かみつけの里博物館で
更に古代の神秘に触れていこう。
同公園内にある考古博物館で、
榛名山麓に広がる古代文化、
古墳群を9つのコーナーで紹介しています。
なお、かみつけの里博物館については
以前お出掛けした際に記事にしています。
お手数ですがそちらをご参照下さい ↓
ファミリーで楽しめる博物館。
是非、古墳とセットでお出掛け下さいね♪
群馬県立土屋文明記念文学館
博物館に出掛けたら文学館にも出掛けよう。
はにわの里内、古墳群の北側には
群馬県立土屋文明記念文学館。
高崎市(旧群馬町地域)出身の歌人
土屋文明の業績を記念して、
短歌と共にその生涯を紹介しています。
また群馬県ゆかりの文学資料の収集し
企画展示も行っていまよ。
今回は時間の都合、出掛けられなかったので
以前お出掛けした時に撮った写真を貼っておく。
土屋文明記念文学館において
唯一、自分の手元にあった写真がこれ。
2年半前の写真だけど残っていたことの奇跡。
執念ってこのことだね。笑
土屋文明記念文学館について詳しくは
公式サイトからご確認下さい ↓
夏はひまわり,秋はコスモスの撮影スポット
なお、冒頭でも述べた通り、
夏になると八幡塚古墳の西側に
ひまわり畑が出現し、
秋になると二子山古墳は
一面のコスモスに覆われます。
古代ロマンに寄り添う花々。
絵にならない訳がない(‘Д’)クワッ
出掛けたこの日はちょうど
ひまわり畑が見頃を迎えていました。
ちなみに2019年は
ひまわり迷路になっていましたよ。
その時の記事がこれ ↓
併せてお読み頂ければ幸いです♪
秋のコスモスはこんな感じ。
古墳の内堀や外堀などを利用した畑に
約50万本のコスモスが開花します。
コスモスの記事は下のバナーから ↓
併せてお読み頂ければ幸いです♪
古代上毛野への時空のマド、開いてます
群馬県は古墳時代から平安時代に栄えた
東国文化の中心地といわれ、
県内に存在する古墳の数とその規模から
"東日本最大の古墳大国"と言われます。
群馬に住んでいれば古墳は意外と身近なもので
各地域に必ず一基は存在しているはず。
ですが、保渡田古墳群・・・特に八幡塚古墳の
高すぎる再現度は別格(‘Д’)クワッ
古代日本に居るかのような
そんなシンクロ体験を味わえますよ。
よみがえる5世紀。
古代上毛野への時空のマド、開いてます。
古墳大国 群馬の本気を見るならここ!
旧群馬町方面へお出掛けの際は是非| ゚∀゚)ノ
これにてまとめとさせて頂きます。
長々とご精読ありがとうございました。
上毛野はにわの里公園について
上毛野はにわの里公園 | |
所在地 | 群馬県高崎市保渡田町2000-1 |
問い合わせ | 027-373-2461(群馬支所建設課) |
開放時間 | 常時 |
定休日 | なし |
入場料 | 無料 |
公式サイト | 上毛野はにわの里公園 | 高崎市 |
駐車場 | 有り(無料) |
アクセス | 北高崎駅から5,500m |
地図 |
群馬県高崎市の観光・グルメまとめ
高崎の観光スポットやグルメをまとめています。
下のバナーから併せてお読み下さい(。・Д・)ゞ
コメント