群馬県民の必修科目、
上毛かるたの"ゆ"の札で詠まれる
富岡市の一之宮 貫前神社。
読みは「いちのみや ぬきさきじんじゃ」。
1,400年の歴史を持つ
ゆかりは古し富岡のお社さんです。
住まう藤岡市からは少し遠いものの
故郷 安中市からは比較的近く、
幼少期から初詣はいつもここ。
こども達のお宮参りや七五三詣もここ。
何かと参拝や祈願の機会が多く
自分においてもゆかりは古し神社です。
でもね、いつもサラリと参拝するだけで
しっかり向き合ったことはなく。
なもんで今回、時間の許す限りで
隈なく散策の運びです٩( ‘ω’ )و
この記事の目次
一之宮貫前神社の概要
1,400年の歴史を持つ貫前神社。
千年余を経た古杉に包まれ、
辺りは荘厳な空気が漂います。
御祭神は「経津主神」と「姫大神」で、
現在の社殿は3代将軍徳川家光公の
命によって建てられました。
江戸時代初期の漆塗りで
極彩色の社殿は国の重要文化財に指定。
参道を下った低地に社殿がある
全国的にも珍しい構造のお社です。
神社の場所
神社の場所は群馬県富岡市一ノ宮。
富岡の市街地からは少し離れ
豊かな緑と住宅街に囲まれます。
西に南に上州や信州の山が連なり
すぐそこには妙義の山がそびえます。
アクセス方法
お車でお出掛けの場合は、
上信越道 富岡I.Cから
富岡の市街地を経由して約20分。
上信越道 下仁田I.Cからでも
概ね約20分程度です。
アクセスしやすい方から
おいで下さいませ(‘◇’)ゞ
公共機関をご利用の場合は、
上信電鉄 上州一之宮駅が最寄りです。
参道入口まで580m、徒歩10分位。
表参道(桜並木)~大鳥居
参道の入口は県道198号線沿い。
坂を上って大鳥居を目指します。
桜の花咲く季節になあると
この参道の桜並木がとっても綺麗。
こんな感じね(*‘∀‘)
その昔、撮った写真が
奇跡的に見つかったんだ。
桜並木にうっとりしていると
坂道は石段となりて。
石段を上り切ったところに
大鳥居が鎮座します。
大鳥居~総門
大鳥居から南を眺めれば
眼下には上州富岡の街並みが。
眼前には上州の山間が広がります。
こんな感じね。
この景色、好きなんだ(*´з`)
大鳥居から北を見れば
貫前神社の総門が姿を現します。
総門までの道中、
左手には公園があり。
記念碑などが飾れらつつ、
ちょっとした遊具もございます。
お子様の気分転換に最適。
総門
ともあれ大鳥居の正面には
朱色の総門が鎮座。
門の守るよう左右には
青銅製の燈籠が並びます。
まこと絵になる立派な佇まい。
境内の様子
総門を潜りて境内へ・・・。
先にも述べましたが、
参道を下った低地に社殿がある
全国的にも珍しい構造のお社さん。
幼少期から当たり前のように
この石段を下っていますが、
言われてみるとね
確かに珍しいやもしらん(‘ω’)
末社 月読神社(つきよみじんじゃ)
総門から石段を下って行く道中、
左手に月読神社が鎮座。
社殿は寛永12年以前の本社の旧拝殿で
牛王堂として使用されていたそうです。
明治時代に月夜見命を祀って月読神社とし
明治41年に近在4社を合祀したんだって。
社務所(御朱印はここで)
月読神社の反対側には社務所を構え・・・
ますが、窓口は石段を下り切った右側。
ここで各種 御祈願の受け付けや
御守りの販売をなさっています。
なお、御朱印の受け付けもここ。
御朱印を集めている方は要チェックです。
社殿(楼門)
石段を下り切ると左手に手水舎、
正面には楼門が鎮座。
国の重要文化財になっています。
群馬県民なら「上毛かるた」で
馴染みのあるアングルかなと。
何度も目しているのは
本殿ではなく門って言うね(;´・ω・)
なお、初詣など参拝時のお賽銭は
楼門に備え付けられる賽銭箱へ・・・。
門前で手を合わせるので
石段からここまでの混雑は覚悟下さい。
楼門の左右には同時期に建てられた
西回廊と東回廊が囲みます。
記念撮影もこの門前が多く。
この日は七五三詣の方が多く
みんなここで記念撮影をしていました。
かく言う自分も以前、
この門前で七五三の記念撮影を・・・。笑
社殿(拝殿・本殿)
楼門を潜りて奥へ進むと
拝殿と本殿が構えます。
七五三詣の御祈願は
この拝殿でやってもらいました。
本殿は単層2階建てで
「貫前造」と呼ばれる独特な造り。
遠目から見るとこんな感じ。
左から楼門・拝殿・本殿となります。
総じて「社殿」。
古杉に取り囲まれる荘厳ね。
群馬らしからぬ雰囲気が良い(*‘∀‘)
神楽殿
拝殿・本殿の傍らには神楽殿。
前者のよな華美な装飾を排した
素朴な意匠となっています。
貫前神社に伝わる多くの神事が
執り行われる舞台です。
勅使門・勅額鳥居
神楽殿から階段を上った所に
勅使門と勅額鳥居。
勅使門の初代は朱雀天皇の時代に
勅使参向の際に設けられたのが始まりとされ。
勅使参向時以外は利用されなかった事から
「不明門」の別称があります。
現在も御戸開祭と流鏑馬祭のみの
開閉となっているそうですよ。
東門・宝物館
勅使門・勅額鳥居の横には東門、
その傍らには宝物館。
この日は開館はしておらず。
開館時間は10:00~15:00で
拝観料は300円です。
併せてお立ち寄り下さいませ。
西門
東門があれば西門も有り。
潜ると仮殿敷地が築かれます。
貫前神社には本当に何度も
足を踏み入れてますが、
ここは今回初めて踏み入れた。笑
二十二末社・日枝神社・内宮・外宮
12年ごとに式年遷宮が行われ
仮殿敷地に仮殿が築かれるそうです。
写真の左が二十二末社。
社領内に祀られていた各社を
寛永12年の造営時に一棟にまとめたもの。
仲良く三つ並ぶお社が左から
日枝神社・内宮・外宮。
日枝神社は寛永12年以前の
本社の旧本殿と伝わります。
内宮・外宮は両宮とも、
天狗沢峰通り字伊勢屋敷に
鎮座していたものを
寛永12年に遷宮したと伝わります。
拝殿、本殿のすぐ横にあるのに
今まで全く気付かなかった・・・。
参拝の際は拝殿・本殿のみならず
こちらへもお越し下さいませ(‘◇’)ゞ
貫前神社のスダジイ
西門を入りすぐ左手には
貫前神社のスダジイ。
「とみおか名木十選」にして
富岡市指定の天然記念物です。
樹高15m、根回り4m、
樹齢は約1,000年と推定されます。
いやま、とっても立派!
門を挟んで右手には銀杏の木。
これも「とみおか名木十選」です。
初冬の紅葉期を迎えれば
美しい黄色の葉が大木を彩り。
よし、次回はそれを撮りに・・・。
なお、石段の上の総門脇には
蛙の木ってのもあるそうです。
「無事に帰る」ってのと
掛けているのかな?
撮り忘れたもんでね、
次回の宿題にしときます(;´・ω・)
駐車場
駐車場はそこかしこに。
表参道の桜並木を上った所にある
広いスペースに停められれば、
総門付近にも停められます。
大鳥居の所のスペースにも
停めている方が見受けられます。
ここいらって正式な駐車場なのかは
イマイチよくわかりませんが、
初詣など大きな祭事がない日は
みんなここに停めてるんだよなぁ・・・。
ともあれ、正式な駐車場は
西門斜め向かいの市営一之宮駐車場。
料金は無料です。
心配な方はこちらへ駐車下さいね。
なお、初詣、二年参りの時は
参道~総門あたりは進入禁止となり。
近隣の小学校の校庭や運動場が
臨時駐車場となります。
ご注意下さいませ(‘◇’)ゞ
一之宮貫前神社のまとめ
「ゆかりは古し貫前神社」
by 上毛かるた
春は参道の桜と共に
秋は仮殿敷地の銀杏と共に、
一之宮のゆかりは今なお続きます。
貫前神社は上野国の
地域全体の守護神だとのことで、
群馬生まれの方、群馬在住の方は
どんな願いもまずはこちらへ。
二年参りや初詣など
年始のご参拝にも宜しいかと♪
群馬県民のみなら県外の方も
上野国の格式高きお社へ。
ご利益しかないと思うんだ(*‘∀‘)
これにてまとめとさせて頂きます。
長々とご精読ありがとうございました。
一之宮貫前神社について
一之宮貫前神社(いちのみや ぬきさきじんじゃ) | |
所在地 | 群馬県富岡市一ノ宮1535 |
問い合わせ | 0274-62-2009 |
営業時間 | ご祈願 受付時間 8:30~15:00 (年中無休) *予約は必要ありません 直接社務所までお越しください(企業のご祈願を除く) |
定休日 | 拝観:無休 |
公式サイト | nukisaki.kazelog.jp |
アクセス | 上信越道 富岡I.Cから車で15分 上信電鉄 一ノ宮駅から徒歩10分 |
地図 |
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